通常、アパレル業界内の工場とは、基本的にメーカーからの発注を受け、下請け的な形で存在しますが、その通常の工程を踏まず、工場(factory:ファクトリー)が自ら立ち上げ販売しているブランドのことをファクトリーブランドといいます。
有名ブランドを支える高い技術力がある工場のファクトリーブランドであれば、そのブランドが生みだす服も高いクオリティである可能性が高いともいえます。
また、自社で作ったブランドを中間業者を通さずに流通させているため、中間マージンなどもありません。
このため、安価なのに高品質というコストパフォーマンスの良さも実現できています。
長い間、工場が蓄積してきた専門的な技術やアイデアなどはファクトリーブランドとしての強みでもありますが、一方で、企画力や流通、販売の面で知見が足りないという課題がありました。
しかし、最近ではSNSやインターネットを活用してブランドの魅力を簡単に発信できるようになり、ファクトリーブランドの認知が急速に進むようになりました。